アロマテラピーを実践している方にはキャリアオイルといった方が馴染みがあると思います。
植物油の中でトリートメントやお肌、髪に使用するものをキャリアオイルと呼びます。
アロマテラピーでは精油が主役ですが、今回は植物油が主役でお話をしたいと思います。
キャリアオイルとしての植物油の役割は、精油の作用を穏やかにして、
揮発を抑え持続性を高めたり、オイルそのものの作用との相乗効果を期待して使用されますが
実は植物油だけでもいろいろな作用があります。
植物油は様々な植物の種子や実、花などから抽出され、その作用や特性もそれぞれ異なります。
今回はまず使いやすいホホバオイルをご紹介します。
ホホバオイル
オイルと名前がついていますが、油ではなく液体ワックスです。
なぜ個体でないのかというと・・・長鎖脂肪酸うんぬん・・・
の説明で長くなるので今回は割愛 (^_^;)
今後アロマのお勉強会などでお話したいと思います。
ホホバオイルは砂漠の先住民族が強い太陽と乾燥から肌を守るために、ホホバの種を潰して油をつくり
肌と髪に塗ったと言われています。
また、先住民族はスキンケだけでなく、擦り傷や頭痛、風邪による喉の痛みから消化不良にまで
様々な使い方をしてきました。
後に「砂漠からの驚異の贈り物」として広まったと言われています。
ホホバオイルの特性
- 抗炎症作用
- 保湿作用
- 湿疹
- 日焼けによる炎症
- 皮脂調整作用
- 髪のトリートメント作用
どのスキンタイプにも使用でき、酸化しづらく、熱に対する安定性に優れている為
とて扱いやすい植物油です。
現在販売されているホホバオイルは精製されているタイプ（白色～薄い黄色）と未精製のもの（金色）があります。
アレルギー体質の方は精製されているものの方が良いです。
（アレルギー体質の方は反応が出る場合はあるので必ずパッチテストを行ってから使用してください。）
ホホバオイルの保管方法
- 10～15℃で固形化してしまうため、冷蔵庫の保管はNG
- 常温で直射日光の当たらない所で保管
- 開封後6ヶ月くらいを目安に使い切る
使い方
- 保湿オイルとして
→ お化粧水の後に1滴～２滴を手に取り、顔全体を両手で包むようになじませる - ヘアオイルとして
→ タオルドライ後、１滴～３滴手にとり毛先を中心に塗布 - マッサージオイルとして
→精油と混ぜても、そのままでも。足や手、デコルテなどのマッサージに - ネイルケアに
→ロールオンタイプのガラス瓶に入れてれば持ち歩きもできます - ワセリンと混ぜてハンドクリームに
→ワセリンとオイルを3：１の割合でまぜて使用。精油を入れてもOKです。
（オイルの割合を調整してお好みの固さにしてください） - ひげそり後のケアにも
→少量を手のひらで温めた後、肌に押さえるようにしてなじませる
１滴２滴と適量を使うために、スポイト付きの遮光瓶に入れ替えて使用するのをオススメします。
（アロマ関係のお店やネットで数百円で購入できますよ）
私はアレルギー体質なうえ、肌が弱く長い間スキンケア難民でした。
また、最近は老化やホルモンバランスが崩れやすい年齢なので、いつも乾燥や肌荒れに悩んで来ましたが、
植物油を使ってからは、肌荒れと乾燥が収まり、皮膚科にお世話になる回数も減りました(^^)v
私の使い方はとっても簡単です。
芳香蒸留水を化粧水としてたっぷり与えたあと、植物油（ホホバオイルかマカデミアナッツオイル）を
１滴手のひらで温めた後両手で顔全体に押さえて終わりです。
とてもシンプルなスキンケアです。
でも、これで朝起きるまでしっとりしていますし、化粧崩れもしません。
お肌のトラブルを抱えている方は少なくないと思いますし、お肌が弱い方やアレルギー体質の方は
スキンケア難民がとても多いので、一つの方法としてお伝えしました。
ただし、今まで色々な成分が入っているスキンケア用品をで使用してきた方がいきなり
このシンプルなケアをされるとお肌がびっくりしてしまい、お肌トラブルが悪化してしまう可能性があるので
まずは乳液や保湿クリームを植物油に変えて試してみてください。
また、これから先のお肌を考えてシンプルなケアを始めたい方には改めてシンプルスキンケアへの変更方法？
を当ブログでお伝えできればと思っておりますのでもう少しお待ち下さい^_^
次回は老化肌の味方！マカデミアナッツオイルをご紹介します！